平成17年9月23〜25日

3180m  


天候(晴れ)山頂はガス          今回のコース




天を突くような北アルプスのシンボル槍ヶ岳





 

前泊の高桑荘で(Ariさん・岡部会長・TETUさん・Mihorin・Hiroさん・SEI)       上高地にて







 

上高地から穂高岳                                 河童橋にて








 

梓川から望む雲間の高峰                             テン場にて(岡部会長の新居)









 

明神岳              徳沢にて(Mihorin・Ariさん・TETUさん・Hiroさん・SEI)











お山の大将( 梓 猿 ? )










 

屏風岩                    横尾大橋










   

分岐を進み橋を渡ると間もなく槍沢ロッジに着く











 

槍沢ロッジにて(Kanaさん・Ariさん・Satoちゃん・Maruちゃん・Hiroさん)                         早朝の槍ヶ岳









  

朝日に包まれた早秋の山肌                    大曲の分岐                   槍の穂先が天を突き現れる








  

紅葉の始まり                     登山者が点々と連なる登山道                       殺生ヒュッテ








  

ガスが飛び現れた常念岳                     槍の穂先へ登る                    小槍が現れた








 

山頂にて(Ariさん・Hiroさん・TETUさん・SEI)










 

穂先から下りて乾杯                          高峰の稜線に雷鳥









 

お泊まりの宿 ヒュッテ大槍(美味しい料理に優しいスタッフのもてなしが最高でした)

Ariさん・Satoちゃん・Maruちゃん・TETUさん)








 

下山前に大槍にて記念写真(Maruちゃん・Satoちゃん・SEI・TETUさん・Ariさん・Hiroさん)












 

甘くて美味しい実が!(食べましたが??食べれるの教えてください)    梓川にて(Hiroさん&Satoちゃん)



3年ぶりに槍ヶ岳に訪れた 天候は生憎の予報だが気合いで好天に持ち込んでしまおう
そんな勢いで上高地に着く バスターミナルの広場から見る風景は3年前と変わらない ん〜見事な穂高の高峰!中央の岳沢に魅了される

秋風に浮かれる心も逸る心も冷やされて早秋の梓川の辺をあるく 河童橋の遊歩道は色んな夢を追い求めて来た人々の
溜まり場なのか千差万別の表情が漂う そんな人混みを避けるように上高地を後にした。

ハイキングや登山道として愛される梓川に平行に走る道! 行く先々にはロッジが多くあり宿泊や休憩・お土産店として利用される
私たちもロッジにて休憩 ビールの補給場所(スタミナ源)として立ち寄りました
岡部会長が徳本峠へ行くためにテン場にて新居を建設?私たちと別れる 次に徳沢にてMihorinが蝶ヶ岳〜常念岳に行くために別れた
25日の合流まで残るメンバーは4人 行き交う梓川の遊歩道を進むと大きな猿が現れた 落ち着いた動作は
人になれた(動じない)ボス猿か しかし連れが居ない??気ままな一人旅を楽しんでいるのか態度が大きい!!(笑)

横尾に着き槍沢ロッジ着の時間を調整し(余り早く着くと退屈)多めの休憩を楽しむ
ロッジにて北アルプスが描かれたタオルを記念に買い何故か笑顔・・・(~o~)
手には泡立つグラスが持たれている・・・(*^_^*)

時間つぶしも終わり清流の流れる梓川に沿って歩く 透き通る水 ブルーに輝く流れ イワナが優雅に遊ぶ楽園の地
見上げる先には荒々しい高峰が重なり 道の両脇には赤い実を付けた木々が並ぶ ふかふかと落ち葉の間には
愛らしい 色とりどりの 小さな笠を被ったキノコさんが挨拶を交わす 心の安まる道案内を有り難う!
そんな気持ちになれる遊歩道歩きも槍沢ロッジまで 明日の残りの道のりが楽しい標高差で待っている。

槍沢ロッジに着く早々外のテーブルで宴会に突入 同じテーブルでMaruちゃんのカップルさんと同席
お話が弾みお仲間に入る 東京から来た愉快なカップルは週末は登山と話される二人でした

槍沢ロッジの部屋は一枚の布団に二人が寝なくては成らない 寝返りもうてず動けない窮屈な夜は長く感じた
富士登山の山小屋と似た部屋割りに次からはテン泊に限ると心に決める一夜でした。
夜明けは日差しが差し込む良い天気 予報とは違う天候に予定より早く出発
槍の穂先を確認して登山道を登る

旧槍沢小屋跡に着くと多くのテントが張られてる 小屋泊まりを嫌う登山者が多いようだ
休むことなくU字に開けた谷に沿って登る 登山道には白い小さな花や紫のトリカブトそして赤い実が熟したイチゴが目に付く
遠目には大喰岳や中岳が視界に入る ガレ場は太陽の光が反射して白く輝き残雪の様にも見えた
くねった登山道には登山者が数珠繋ぎに登る姿 途中で会う人 休憩する人どの人も満足の表情と歓喜の笑顔
憧れの山 槍の穂先に触れる瞬間が間もなく訪れる思いの期待と疲れの鼓動か済んだ秋空に響き渡る

大曲を過ぎて谷間にでるとトンガリコーンの勇壮 槍の穂先が天に向かって今にも動き出しそうに映る大空間が現れた
槍の肩には赤い屋根の小屋が静かに佇み 切れ落ちたガレ場の中腹には殺生ヒュッテが登山者を抱きしめるように
優しく落ち着いた雰囲気を醸し出し見つめてる いよいよ最後の登りになる
ここからは高度をぐんぐんと上げる為 すぐそこに見える槍の肩にはなかなか着かない ジグザグに登り切ると肩の小屋の前にでる
小屋の前は多くの登山者で込み合っていた ふと槍の穂先に視線を移すと先ほどまで見えていた穂先はガスの中に消えてる
穂先の展望を期待して頑張ったご褒美はお預け なかなか見せない槍の全貌が心をくすぐる魅力に変わる!

ザックを置きガスの中の穂先に登る 鎖場や梯子場〜ガレ場の急登と足元に注意をしながら山頂に立つ
一面白いガスに覆われて何も見えない それでも感激に満ちあふれる3180mのピーク 
何度来ても万感の思いに満たされる夢峰 それは高さとか百名山とかではない・・・
槍ヶ岳にしかない異空間で夢を見ることが出来るからだと思う!!

入れ替わりピークに立つ夢人 切り立つ恐怖の峰に震える人 感激に咽せる年輩の人 この地に立つ事が出来たと
大声で確かめる人 みんな夢人なのである それが槍の穂先の異空間に
降り立った神様の思し召しなのか!!

槍の肩に下り感激を思い出すようにビールで乾杯をした 槍沢で知り合ったMaruちゃんカップルと私達は今日の宿
ヒュッテ大槍に向かう 途中の稜線では6羽の雷鳥がお出迎え人なつこい雷鳥は逃げることもなく私達と戯れる
短い時間に6羽の雷鳥と知り合うことが出来た 槍ヶ岳で雷鳥に会ったのは初めて有り難う雷鳥さん。

小屋には早い午後に到着 若い愛想のいいスタッフが出迎えてくれた 予約+二人のお客様ですとSEIが言うと
有り難うございます 今すぐにお茶を入れますねと笑顔の挨拶に疲れが吹っ飛ぶ大槍小屋!
一光の日差しが窓辺に映り変化する動き・・訪れた山人に語りかける山小屋の人間模様なのか

小屋では私達とMaruちゃんSatoちゃんが同席して宴会を楽しむ 夜更けを忘れて楽しんだ時間も過ぎ寝床へ 
昨日の窮屈な部屋とは違い広々とした部屋でゆっくり休める極楽の3000mの稜線
様々な夢を見て眠りにつきました。

素晴らしいヒュッテ大槍とも朝が来ればお別れ 日差しは無いが雨の心配はなさそうだ
優しい大槍のスタッフのお見送りを頂き下山 後ろ髪を引かれる思いのヒュッテ大槍でした・・・SEIは髪は無い  (爆笑)

早秋の山肌にも秋色が見られる 下るほどに朝日が射し込むと淡い山肌の赤が変化するキラキラと黄緑や炎の様に靡く風と共に!
変化する高峰 笠雲がピークを日差しから守る 切れ落ちた岩峰は月日の悪戯か大きく割れて不気味に近寄ることを拒む
それでも夢追い人は立ち寄ることを許してもらい感動の地に足を運ぶ・・これからもこの地が有る限り・・・

多くの出会いと感動と夢 有り難う北アルプスの3日間 
同行の仲間とMaruちゃんSatoちゃん 全てのふれあいに生きる源を頂きました

・・・・ 感謝 SEI ・・・



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